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善正寺の御本尊(ごほんぞん・本堂の中心にお祀りする仏様)は不動明王です。智証大師円珍(弘法大師空海の甥)の作と代々伝えられています。
不動明王は右手に剣、左手に羂索(けんさく・五色の縄)を持ち、火焔(かえん)を背にして怒りに満ちた恐ろしいお顔をされています。このお姿には、煩悩(ぼんのう・心の迷いや欲望)に溺れて苦しむ私達を羂索で捕まえて引き寄せ、剣で煩悩を断ち切って火焔で焼き尽くすという意味が表されているのです。怒りに満ちたお顔は、私達の幸せを妨げる「悪縁」に対しての怒りと、心に生まれる「煩悩」に対する怒りを表しておられます。お不動さまの「全ての人々を苦しみから救う」というお誓いが、お姿に表れているのです。 |